ガリシアの支石墓
Idiomas Galionのブログへようこそ!今日の動画は生活編の動画です。愛犬のフィトと散歩しながら皆さんにガリシアの風景をお届けする動画です。動画の下の方にスペイン語と日本語、両方で基礎語彙を入れているので、是非チェックしてみてください!
今回の投稿は動画の4:20ごろに左上に少しだけ登場したドルメン (dolmen) についてです!ドルメンという単語も日本語で使われていますが、「支石墓」のことです。ガリシア語の動画を見た方は覚えていらっしゃるかもしれませんが、昔ガリシアにはケルト民族が住んでいました。彼らにとって支石墓はとても大事なものでした。ドルメンという単語はもともとブルトン語(フランスで現在も使われているケルト語族の言語)で「巨石台」という意味です。また、ガリシア語はスペイン語と同じ「dolmen」という言い方もしますが、「anta」の方が一般的です。
「支石墓」は漢字で見て取れるように、墓として使われていました。基礎となる支石を数個、埋葬地を囲うように並べ、その上に巨大な天井石を載せます。また、ガリシアには昔から支石墓の下に高価な宝物が埋まっているというお墓ならではの伝説があります。
支石墓とケルト民族を結びつける人が少なくないようですが、支石墓は全世界で見られます。意外と知られていませんが、朝鮮半島には全世界の4割程の支石墓があると言われています。日本でも、特に九州にいくつかあり、その中でも長崎県の原山支石墓群が有名です。
ガリシアのようにケルト民族が住んでいた地域には支石墓が多く残っている為、思わぬところで出会うことも珍しくありません。この動画は正にその例ですね。
Idiomas Galionで勉強しながら、新石器時代のケルト民族が暮らしていたガリシアを旅してみませんか?
では次の投稿、もしくはレッスンでまたお会いしましょう!
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