スペイン語
今回は「スペイン語」を紹介しましたが、重要な課題の多くに触れられたと思います。今回の動画で触れたのは、スペイン語の世界的順位、スペイン語とカスティリャ語の違い、方言、構造、歴史などです。もちろん30分で抜け目なく説明するのには無理があるので、かなり簡略化されています。
動画の内容に加えてもう一つ皆さんにお話ししたいことがあるんですが、それはRAE (Real Academia Española)についてです。
日本語でRAEとは「スペイン国立学術アカデミー」となります。1713年にトレド(現在はマドリードへ移転)で設立したこの組織は、以前からあったフランスのパリにあるアカデミー・フランセーズ(1635年設立)とイタリアのフィレンツェにあるクルスカ学会(1583年設立、世界で最も古い学術団体)を基に作られました。
この3つの学術団体はどれもある意味、黒い歴史を歩んできました。言語差別はもちろんですが、今まで色んな問題を起こしてきました。特にアカデミー・フランセーズは今も常に話題となっています。それに対して、RAEの場合は現在スペイン語のために尊敬できる活動を行っています。スペイン語を無駄な外来語から守り、スペイン語の学習を応援してくれています。また、辞書などの出版、更新などの活動も行っています。たまに間違いや言語差別もありますが、自然的な進化を認めつつ、スペイン語の役に立っています。
西和辞書を卒業して、西西辞書を使い始める生徒さんたちにはいつもRAEの辞書をおすすめしています。スペイン語の辞書では、間違いなく一番素晴らしい辞書です。スペイン語は世界中の色んな国で使われている言語のため、多くの方言が存在するのですが、差別なく全ての方言が載っていて、勉強に非常に役立つ辞書になっています。無料アプリもあるので、いつでもどこでも利用できます。また、動詞を検索すれば活用機能もついているので、学生の強い味方です。
実は、SNSでのRAEの活躍も素晴らしいですよ。ハッシュタグで「#dudaRAE」(duda=悩み/疑問)と書くと、優しく、たまに面白く返事をしてくれます。
RAEのサイトや辞書を使いながら、Idiomas Galionでスペイン語を勉強してみませんか?
ご連絡をお待ちしております!
では、次の投稿、もしくはレッスンでまたお会いしましょう!
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