中国語公式能力試験について
中国語には、公認および国際的に認知される試験が数多くあります。その中でも中国政府の全面的な支援を受けて実施されている Chinese Testing International が主催する試験が特に注目されています。
Chinese Testing Internationalは、166か国で受験可能な5種類の試験を運営しており、それらは以下の通りです。
・HSK(漢語水準試験)
・HSKK(口頭能力のみを評価)
・YCT(若年層の学生向け)
・BCT(ビジネス中国語試験)
・MCT(医師として中国で勤務するための医学中国語試験)
Idiomas Galionでは、HSKのすべてのレベルの試験対策講座をご提供しています。HSKは、中国語能力の総合的な評価試験で、IELTS、TOEFLに次いで世界で三番目に受験されている言語試験です。2022年まで実施されていたHSKはHSK1~HSK6の6レベルに分かれており、聴解、読解、筆記の各セクションを通して欧州共通言語参照枠の6段階に対応しているとされていましたが、実際には両システム間で正確には対応していません。強いて対応を当てはめるとすれば、おおよそA1、A2、B1⁻、B1⁺、B2、C1⁻程度となるでしょう。
2022 年には、新たにHSK7–9というレベルが追加され、C2レベルを目指す試験として作られましたが、これも欧州共通言語参照枠に対応しているとは言えません。HSK7–9レベルは聴解、筆記、読解に加えて翻訳、口頭という5つのセクションに分けられており、部分的にはB2レベルに相当する問題が存在する一方、特に聴解の問題ではC2レベルをも超える凄まじい難易度の問題も見られます。このような高度な複雑性(場合によっては非現実的とも言える難しさ)のため、まだ広く普及しているとは言えませんが、特定の大学院や博士課程の入試で要求される場合もあります(一般的にはHSK6が基準)。
Idiomas Galionでは中国語能力試験(HSK)のすべてのレベルの試験対策講座を提供しています。先生と相談しながら自身の目的や実力に合わせて最適な検定や形式を選び、一緒に学びながらステップアップしていきましょう!